優しい男の子のはなし

「皆さん、僕の10代を最高のものにしてください!」そう言って19歳の誕生日を迎えた時からいつの間にか季節は1周回って、頬を刺すような冷たい風が吹く冬がすぐそこまでやってきましたね。髙橋優斗くん、優斗くんはどんな1年を過ごしましたか?10代最後の伝記の更新で「皆さんのおかげで僕の十代は楽しいことばかりで最高でした!」って優斗くんの文字を見た瞬間、思わず泣いてしまった。思い返せば2019年が始まって、優斗くんを取り巻く環境は大きく変わったんじゃないかと思う。あの小さな背中にあまりにも沢山のことを背負わせすぎなんじゃないかって思う事だってあって、優斗くんが壊れてしまうんじゃないかって怖かった。それでも優斗くんが十代を振り返った時に楽しかったって言ってくれたこと、本当に嬉しかった。本当は楽しかった事ばっかりじゃなかったかもしれない。苦しかったり悲しかったり、そんな事を思った日だってあったのかもしれないけど、それでも〝楽しかった〟って優斗くんが言ってくれるなら、それが優斗くんが私たち側に見せたい姿なのだとしたら、ずっとその優しい嘘に騙されていたい。あの時がどうだったかなんて事は、結局は優斗くん本人にしか分からないけど。

優斗くんはとても優しい。「優しくて優れた人になってほしい」って思いを込めて名付けられた優斗くんは名前の通り優しい男の子に成長した。そして11月15日の今日この日、20歳になったらしい。それは世間でいう成人という年齢で、謂わば大人だ。叶うのならば、ずっと子供のままでいて欲しいって思ってしまう。だって大人になるってことは責任を取らないといけない事なんでしょ?ずっとずっと優斗くんの事を大切に大切に守ってくれてた人は空の上で、じゃあ、優斗くんを守ってくれるのは誰なんだろう。誰も守ってくれないのなら、いっその事、ずっと子供のままでいてほしい。子供は大人になれるけど、大人は決して子供に戻れない。当の本人はハタチになることを楽しみにしてそうだったので、本当にこれはオタクのエゴですね。反省。

優斗くんは、きっとこれからの人生でもっともっと沢山の人たちと出会って、立派な大人になるんだろうな。そして、優斗くんと出会った人たちは、優斗くんの持つ魅力に取り憑かれていくんだろうね。「自分は求められた事を全力でやる」。最近の雑誌インタビューでよく見るようになった言葉。そんな事言わなくたって、きっと未来は髙橋優斗くんという存在をみんなが求めるようになると思うし、私みたいに優斗くんが良いって人がこれからの未来に沢山現れると思うよ。だって、こんなにも素敵な男の子だから。

 

Jr.担になるつもりなんて1ミリも無かったんだけど、振り返ってみたらこんな遠いところまで来てしまった。顔が可愛いな、と思いながら薄目で見ていたはずだったのに。おかしいな。いつの間にか優斗くんが良いし、優斗くんじゃないとダメになってしまった。今年の夏、六本木の地下でキラキラ眩しいくらいの煌めきを放っていた19歳の男の子、この夏の優斗くんを言葉で表現するならば、もしかしたら煌めきよりも閃光の方が近いのかもしれない。 「時は2019年 この指とまれ!」って優斗くんが出した人差し指、その指にしがみついてでもとまりたいって思った、思ってしまった。クリエの後に聞くようになった「伝説になりたい」というグループの目標は、夏の公演の終盤で優斗くんの口から毎公演必ず言葉にして紡がれた。5人が黒髪で出てきた日、その日もいつも通りだったはずなのに、いつも通りじゃなかった。「ただ伝説になればいいってわけじゃなくて、ひとりでも多くの人を笑顔にできる、そんなグループになりたい」って優斗くんの口から聞いた時に、もう降参だと思った。めちゃくちゃ私の好きなアイドルじゃんか、って思った。笑顔を語るアイドルに、私はとことん弱いらしい。

優斗くんを見ていると、好きだとか、可愛い、とかと同じように、この子は凄くアイドルだなと思う瞬間がある。お芝居をしているところも、テレビのバラエティに出てるところも、もっともっと見たいけど、ステージに立ってる姿をずっと見ていたいって思う。優斗くんってステージの上に立っている時、ほんとうに一瞬めちゃくちゃ可愛い顔をする時があって、自分がふとしたタイミングで双眼鏡を下ろした時にその瞬間があったとしたら、本当に死にたくなる時がある。瞬きをするのさえも、もったいないと思ってしまったのは、こんなのアイドルのオタクをしてて初めての感覚で自分でもびっくりしている。優斗くんの成長は秒単位なので瞬きなんてしてる暇なんてない。そんな時の為に早くタイムマシンが完成したらいいのにね。

 

優斗くんがクサイだなんて思いながら十代の嬉しかったランキングなんて教えてくれたから、私もクサイなと思いながらこんなブログを書いている。優斗くん、生まれてきてくれてありがとう。ジャニーズ事務所に入って、アイドルになってくれて、私の目の前に現れてくれてありがとう。優しい少年は、これからどんどん成長して優しい青年になっていくんだね。

こぼれた分だけ誰か貰って!って歌詞みたいに、両手で抱えきれないくらいの多くの幸せと笑顔で溢れる毎日が大人になった優斗くんの元にたくさん降り注ぎますように。スーパーヒーローの君へ

 20歳のお誕生日おめでとう。

 

 

2019.11.15