輝きと夢と愛をのせ

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そうやって歌いながらマダムの手を取るユウトがかわいくて大好きだった。ユウトを演じる髙橋優斗くん、優斗くんはいつだって輝きも夢も愛も全部運んでくれる。すごい男の子だ。

 

初めてドリボの舞台を見た。こんなに心が動かされる舞台だなんて思わなかった。ジャニーズの舞台は数えるほどしか見たことが無いけど、千穐楽のカテコで鳳蘭さんが「帝国劇場は日本一の劇場です。この帝国劇場という空間を若い子たちが実力で埋めていることは素晴らしい。」って言ってくれたように、まだ10代の子たちが大半を占める中、若いながらも一生懸命にその瞬間の最高のものを見せようと毎日試行錯誤を繰り返しながら舞台の上に立つ姿はとてもキラキラしていた。バレエダンサーの宮尾俊太郎さんが中島健人くんに言った「客席にいるとその人の命が削れてキラキラしたものが見えるんですよ。自分自身を全部かけて命の削れた破片がキラキラと飛んでいくんですよ。」って言葉を思い出す。Jr.を応援するようになってからこの言葉を特別強く感じるようになった。若さゆえの少ない経験を補うかのように、自分の全部を使って表現をする。例え話だから、もちろん命は削ってほしくないけど。きっとジャニーさんが好きだったのはステージに立つ男の子が想像の限界を突破してキラキラ輝く瞬間で、優斗くんがジャニーさんに見せたかったのもたぶんそういう瞬間だったんだろうなと思う。「今度はバトンを落とさないように」って直接的ではなかったけれど、来年もこのドリボの舞台に立ちたいって言ってるみたいに感じて、勝手に嬉しかった。スノストの少年たちが今年で終わりだから来年ははいびーに回ってくるんじゃないか、っていう話も耳にしたりするけれども、私は迷うことなく来年もHiHi Jetsに、優斗くんにこのDREAM BOYSという舞台に立ってほしいと思っている。願うのは自由なので。

 

「急な坂道を自転車のペダルを踏ん張りながら回す時、時代の車輪も回りはじめる。」ユウトの言葉から、物語は大きく動き始める。優斗くんの演技が好きだ。お芝居の事は全然分からないんだけど、演技じゃなくて、役であるはずの人間がそこに存在しているみたい。ユウトっていうひとりの男の子が帝国劇場っていう場所で確かに生きていた。岸くんと神宮寺くんが座長の舞台だけど、いつの間にかユウトの目線で物語を追って見ている自分がいた。優斗くんの名前、上から数えて3番目だったけど、どこにいても、どんな場所でどんな立ち位置に立っていても、私にとっては優斗くんが主役であり主人公なので。たぶんオタクはみんなそうだよね。自分の1番だいすきな人に無意識に、誰よりも明るいスポットライトを当てて見ていると思う。これだからジャニオタって面白くって大好きだ。それにしたって、見ている側が思わず感情移入してしまう、共感してしまうような演技をするんだなと思った。「みんな俺の為 俺の為って」ってベッドの上でひとり葛藤するところ、見ているこっちが苦しくなるくらいに悲痛な叫びだったけど、千穐楽に近づくにつれて消えてしまいそうな儚さを感じた。優斗くんの成長は止まらない。

 

〝理由なんて探す暇あるなら 右の拳をもっと深く打ち抜け〟本編の最後の挑戦者で身体中の酸素が無くなっちゃうんじゃないかってくらいに真っ白の顔を赤くして、力一杯に歌いながら握りしめた右手の拳の中に優斗くんはどんな思いを込めたんだろうか。ショータイムの優斗くん、本当に大好きだった。ずっと見てたいと思ったし、永遠に時間が止まればいいのになって思った。「小さな願いを 飲み込む幻想に 恐れてたあの日々」ってひとり真ん中で歌う瞬間、誰が何て言おうと帝劇の0番に立っていたのは間違いなく髙橋優斗くん。もちろん自担にはセンターに立ってほしいし、その姿を見たいっていうのもあるけど、センターに立っている優斗くん、客席の隅から隅まで見渡して、帝国劇場っていう場所にちゃんと敬意を持って立っているんだろうなって感じられるところが好きだ。だから、あの特別な場所に立ち続けてほしいって何度だって思う。

 

違うと思ったらただの勘違いで済ませてほしいんだけど、シャルドネオンの時の笑顔とショータイムの時の笑顔、やっぱりちょっと違うと思う。前者は笑顔の顔にしなくちゃって思ってる笑顔で、後者は〝楽しい〟が溢れちゃった笑顔。どっちも可愛くて好きだけど、後者の笑顔を見るのが堪らなく大好きだった。優斗くん本人は気づいてなさそうだけど。どんな顔も好きだけど、楽しいって笑ってる時が1番かわいい顔をするから好き。同じステージに立つ子たちと顔を見合わせて笑ってる顔はもっと好き。漫画の主人公みたいってよく言われてる優斗くんが「努力をして、いつかは主人公を演じられるようになりたいと思います」って言ってくれたこと、嬉しかった。いつか座長として、本当の意味での帝国劇場の0番の場所に立つ日をこの目で見てみたいな。

 

〝こんな街でも 夢見続けよう〟〝こんな街でも 叶えてみせる〟ってシャルドネオンの歌詞が大好き。どんな街だって優斗くんが歌って、踊って笑うだけで世界はキラキラに輝くんだから。次にステージの上に立つ姿を見る時、優斗くんは20歳の誕生日を迎えて大人になっているんだろうな。本当の事を言えば、大人になんてならなくていいし、ずっと子供のままでいてほしい。責任なんて何にも持たなくていいのになって思う。でもそれじゃダメらしい。優斗くんだって大人になるんだよ。

 

 

DREAM BOYSお疲れ様でした。美味しいもの沢山食べてゆっくり休んでね。